セラミックジルコニアクラウン

ジルコニアのフレームにセラミックを何層もの色を使って焼き付けることで、美しい色調と高い精度、天然の歯と同等の透明感が出るのが特徴です。汚れがつきにくく、金属アレルギーの心配もありません。審美性と強度を併せ持った良い材質ですが、デメリットとしては表面がセラミック製のため、強い衝撃で破折してしまうことがあります。

ジルコニアクラウン

ジルコニアという白い金属を用いたクラウンです。周囲の歯に合わせて白さを調整することができ、時間が経っても変色しません。非常に強度があるため、硬いものをしっかり噛め、割れる心配も極めて少ない材質です。

メタルボンド

金属のフレームにセラミックを焼き付けて作られた材料です。摩耗に強く、色の変化が全く起きず、汚れがつきにくいため清掃性にも優れます。構造上、歯の裏側をみると金属が一部見えることがあります。

ラミネートベニア

適応症は限られますが、歯の表側のみを切削し、セラミックを接着する手法です。歯の形態（ゆがみや大きさ）を変えたり、色調を変えることができます。歯を削る量は少なく済みますが、被せ物と比較すると取れやすいというデメリットがあります。

ゴールドクラウン

貴金属（金合金、白金合金など）で作られるクラウンです。強度が高く、さらに柔軟性があるため、咬みあう歯を傷つけず、咬み合わせのなじみが良いです。見た目を気にされない機能性重視の方にはおすすめです。

CAD/CAM冠

CAD/CAMという機械で製作された白い被せ物です。プラスチック製のため強度に劣りますが、保険適応のため、費用は抑えられます。

硬質レジン前装冠

前歯に保険適応の被せ物で、金属のフレームにレジンという高強度の白い樹脂を貼り付けて作られます。セラミックのような天然歯に近い透明感はありませんが、表面は白い歯を入れることができます。

合金（金銀パラジウム）

現在保険適用されているものの中で一番多く使用されているのは12％金銀パラジウム合金です。これは、金12％、銀46％、パラジウム20％、銅20％、そして少量の銅・錫・亜鉛などが含まれています。強度がある反面、酸化することで黒ずんだり、周りの歯ぐきが黒ずんだりすることがあります。金属アレルギーの方はお勧めできません。

セラミックインレー

セラミック素材で作る詰め物で、自然で透明感のある詰め物です。金属アレルギーの心配がありません。審美性と強度を併せ持った良い材質ですが、デメリットとしては強い衝撃で破折してしまうことがあります。

ハイブリッドセラミックインレー

セラミックの粒子に歯科用プラスチックを混ぜた材料です。天然の歯のように白くでき、金属を使用しないのでアレルギーの心配もありません。経年的に摩耗や変色が多少生じることがあります。

ゴールドインレー

貴金属（金合金、白金合金など）で作られるクラウンです。強度が高く、さらに柔軟性があるため、咬みあう歯を傷つけず、咬み合わせのなじみが良いです。見た目を気にされない機能性重視の方にはおすすめです。

金銀パラジウム合金

いわゆる銀歯と呼ばれる保険適応内の詰め物です。強度は高いのが利点ですが、審美性に劣り、金属アレルギーを起こすリスクがあります。