口腔外科|天満橋 歯科クリニックMARU|天満橋の歯科・小児歯科・歯科口腔外科

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口腔外科

口腔外科|天満橋 歯科クリニックMARU|天満橋の歯科・小児歯科・歯科口腔外科

当院の口腔外科の特長

口腔外科

急性期病院の口腔外科、麻酔科、救命救急科での経験を生かした適切な診断と治療、専門の医療機関への紹介を行います。

  • 通常の抜歯や親知らずの抜歯
  • 外傷(けがで歯が折れる、唇や舌を切るなど)
  • 顎関節症
  • 口の粘膜の異変

などでお困りの方は是非ご相談ください。

口腔外科について

口腔外科とは、むし歯や歯周病といった一般歯科が対応する病気だけではなく、口の中の炎症や親知らずの抜歯などお口の周囲に生じるさまざまな異常や外傷の治療を行う診療科です。交通事故やスポーツなどで生じた外傷なども治療対象としています。

① 親知らずの抜歯

口腔外科での身近な外来手術に「親知らずの抜歯」があります。「親知らず」は、奥歯の一番奥に生えてくる永久歯で、「第3大臼歯(だいさんだいきゅうし)」とも呼ばれています。一般的に生えてくる時期は10代後半から20代前半ですが、まれに30~40歳頃に生えてくる場合もあります。はじめから「親知らず」がない方や上下左右の4本が揃っていない方など、個人差があります。また、まっすぐに生えてくるとは限らず、斜めに生えたり、埋まったままだったりすることもあります。
「親知らず」は、必ず抜かなければならないというものではありませんが、抜歯が必要な症状としては、「歯ぐきの腫れや痛みを繰り返している」「頻繁に食べ物がつまる」「手前の歯や親知らずがむし歯になっている」「親知らずが頬にあたって口内炎ができる」などが挙げられます。
「親知らずの抜歯」は、詳しい診察が必要となりますので、お悩みの際は気軽に受診ください。

② 自家歯牙移植

歯を失った時(主に第1大臼歯、第2大臼歯)、ご自身の親知らずを抜歯して歯を失った部分に移植する方法です。
ある研究での移植した歯の生存率は5年後で76.2%、10年後で59.6%と言われています。移植する歯の状態や移植先の状態、そして顎の骨の状態などの条件をクリアする必要があります。条件とは例えば以下のものです。

  • 移植する歯が歯周病にかかっていない歯であること(歯根膜が健全であること)
  • 移植する歯の根が単根か複雑な形でないこと
  • 移植する歯の大きさに対して移植する場所(植えこむ器となる骨)が十分にある場合
  • 移植をする歯の埋まり方(分割しないと抜けない歯は移植適応になりません)
  • 可能であれば年齢が40歳くらいまで(40歳を越えると成功率が落ちると言われています)

③ 外傷

口まわりや口内、顔面にけがをすることがあるかと思います。自転車での転倒や事故、お子様が机に顔をぶつけてしまったなどで「口の周りの外傷」「歯の外傷」がよく起こります。
当院では歯の破折や粘膜の裂傷などについては赤ちゃんから高齢の方まで適切に処置を施します。顎の骨折などの重症例に関しましては適切に診断して高次医療機関に紹介させていただきます。

④ 顎関節症(がくかんせつしょう)

顎の関節とその顎に関連する筋肉の病気です。「顎を動かすとゴリゴリと不快な音がする」、「口を開けるときに痛みがある」、「顎を抑えると痛い」といった症状が認められますが、顎だけでなく、片頭痛や肩こりが生じることもあります。
原因は様々ですが、例えば噛み合わせの異常、夜間の歯ぎしりやくいしばり、頬杖(ほおづえ)などの癖などが挙げられます。共通しているのはそれらによって顎の関節や周囲の筋肉に過剰に負担がかかっていることです。
当院の口腔外科ではそうした顎への負担を軽くするための治療法をご提案します。口を閉じることができなくなった場合の応急処置などにも対応しておりますので、お困りの際は当院にお問い合わせください。

⑤ 口の粘膜の異変

口の粘膜(舌・頬・口蓋・口底・口唇・歯肉など)に、炎症や腫瘍、アレルギー症状などが出現することがあります。口内炎はストレスや疲れがたまっていると免疫力が低下して発生しやすくなりますが、1週間程度で治ることが一般的です。1週間以上経っても口内炎が治らなかったり、頻繁に再発したりする場合は背景に別の病気があるおそれがあります。
お口の粘膜に何らかの異変を感じられたら、当院までご相談ください。

⑥ 腫瘍

口腔腫瘍は、大きく良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられます。良性腫瘍には顎骨という硬組織に生じる歯原性腫瘍(エナメル上皮腫、歯牙腫など)、軟組織に生じる非歯原性腫瘍(乳頭腫、線維腫、血管腫など)があります。一方、悪性腫瘍である口腔がんは、発生部位によって分類されており、舌がんや歯ぐきにできる歯肉がんが代表的です。
口腔がんの発生要因は数多くありますが、代表的なものは喫煙と飲酒です。喫煙者の口腔がんによる死亡率は、非喫煙者の約4倍といわれており、重度の飲酒もハイリスク因子と考えられています。不潔な口腔衛生状態やヒトパピローマウイルス(HPV)感染なども原因とされています。
口腔がんのできやすい場所は舌・歯茎・頬の粘膜です。中高年齢の方は、毎月セルフチェックを行い少しでも気になることがあれば、診察を受けることが大切です。

口腔がんのセルフチェック

  • 治りにくい口内炎や出血しやすい傷がある
  • 口腔内に盛り上がったできものや固くなった部分がある
  • 顎の下や首の脇に腫れがある
  • 食べたり飲みこんだりすることがスムーズにできない

がんが見つかった場合、責任を持って近隣の専門医療機関をご紹介いたします。